まず入店して目を引くのが、優しい光に照らされたインテリアです。右手はソファー席、奥に進むとテーブル席があります。古民家なので、靴を脱いでしまいそうですが、土足のままで入店できます。 築80年以上の古い木造家屋にマッチする椅子やソファー、小物の配置が昭和でハイカラな雰囲気を醸し出しています。店内はオーナーが1年かけてリノベーションをしたそうなのですが、そのこだわりが節々から伝わってきます。 店内奥に進むと、大勢で座れる円卓テーブルや窓際のペア席など、様々な席が用意されています。椅子やテーブルは色も形もバラバラなのですが、うまく統一感をもたせています。間接照明と外光とのコントラストも綺麗で、窓際に佇んでいる大型扇風機がアクセントになっています。お好きなお席にどうぞ!
開放的なテラス席で 空と木のぬくもりを堪能
そして、外に出ればテラス席も用意されています。 ウッドデッキにテーブル、チェアも木製です。木製のインテリアが植込みの緑と調和していて、自然の雰囲気が味わえます。この日は朝からあいにくの雨でしたが、水が滴る草木がいっそう風情を感じさせてくれます。晴れても雨が降っても、それぞれの様子を楽しめるテラスです。 晴れた日には、テラス席に座って開放感の中でお食事をすると気持ちよさそうですね。 テラス席の小脇にも、かわいい小物たちが飾られています。 アロマに松ぼっくり、豚の蚊遣器やサボテン、台下には湘南らしい流木の山が築かれています。お店には、ところどころ小物がディスプレイされていますので、食事が運ばれてくるまで、それを眺めてお楽しみ頂けますよ。
人気メニュー「プレーンパンケーキ」
そして、いよいよお待ちかね、パンケーキをいただきます。
こちらのお店での人気メニューは、プレーンパンケーキだそうです。
筆者は、アイスも添えてある“パンケーキバニラアイス添え”をお願いしました。
ドリンクセットにするとコーヒーなどの飲み物も付いてきます。
パンケーキに付属のメープルシロップをたっぷりかけていただきます。
外はサクッ、中はふわふわの食感とメープルの濃厚な味わいが絡み合います。
そこへ、生クリームの甘さとアイスの冷たさで二度も三度もおいしい……。
そして、セットで頼んだコーヒーも格別。
コーヒーはエスプレッソマシーンで淹れているので、お客さんにも評判がいいとのことですが、細やかな泡とほどよい苦みがパンケーキとの相性抜群です。
この他にも、抹茶、バナナキャラメル、チーズのパンケーキやドリンク類も豊富なので、そちらに挑戦してみるのも楽しみ方のお一つかもしれませんね。常連さんには、全品制覇を狙っている人もいるそうですよ。
「カフェ坂の下」の地元への思い
そんなカフェ坂の下には、地元に対する思いがあります。
10年前にオーナーが1年かけて古民家をリフォームしてお店をはじめたそうなのですが、“ここまでやって来られたのは地元のみなさまのお陰”と店主さんはおっしゃいます。
「開店当初は、古民家ブームがあったわけではないし、パンケーキが特別流行っていたわけでもないので、普通にお店をしていました。開店当初は、ご近所さんがよく来てくれたり、仲良くしてくれたので大変助かっていました。その後に、パンケーキが流行し、古民家ブームが来て、あれよあれよという間にお店が繁盛していきました。今でも、空いた時間に来てくれたりするのですが、それがとても嬉しいんです。今のお店があるのも、よくしてくれた地元の方のお陰なので本当に感謝しているんですよ」と語っていただきました。
開店当初からお店に足を運んでくれて、仲良くしてもらったことが「カフェ坂の下」の原動力となって、そのお陰で今がある……店主さんからは、ご近所の方・地元への感謝と愛が感じられました。
鎌倉散策のおともに「カフェ坂の下」
鎌倉には海やお寺、季節のお花(紫陽花)など、様々なみどころがあります。
いろいろ散策してみたくなるものですが、鎌倉エリアを歩き通しでいると体も疲れてきます。そんな時に立ち寄っていただきたいお店が「カフェ坂の下」です。
その趣のある古民家の外観やおいしいパンケーキ、鎌倉地域に根ざした「カフェ坂の下」の思いに触れて、つかの間の小休止を堪能してみてはいかがでしょうか。
古都鎌倉の雰囲気そのままに、ゆったりとした時間を味わってしてください。
名称 | カフェ 坂の下 |
住所 | [su_gmap address=”神奈川県鎌倉市坂ノ下21-15″]地図[/su_gmap] |
電話番号 | 0467-25-7705 |
営業時間 | [平日] 10:00~17:00(L.O.16:00) [土日祝日] 10:00~18:00(L.O.17:00) |
駐車場 | お店にご確認ください。 |
ペット可/否 | ペットはテラス席のみ可 |