葉山での暮らしを充実させる、自然環境とローカルに話題のNew Shop

仕事のリモート化により、移住する人が増加した葉山エリア。
都心から離れ、自然に囲まれた生活は、朝の散歩や近所の海辺で見るサンセットが日常になり、価値観や暮らし方に変化をもたらしてくれることも。
今回は、葉山でのライフスタイルを充実させる自然環境の魅力と、地元で注目される話題の新店を紹介します。

暮らしに寄り添う豊かな自然

森戸海岸は、遠浅で波が穏やかなため、ファミリーにもおすすめの海岸です。夕日スポットとしても人気で、森戸神社からのサンセットは『森戸の夕照』として「かながわ景勝50選」にも選ばれています

葉山の最大の魅力はなんといっても、豊かな自然に囲まれた環境の良さにあります。
晴れた日の森戸海岸や一色海岸からは、海の向こう側に江ノ島の灯台や富士山を望むこともできます。美しい景色を日常的に楽しめるのは何よりの贅沢。この景色を理由に移住する人も多いほどです。

葉山の街が一望できる仙元山の山頂。富士山が見えることもあります

また、葉山の自然は海だけではありません。
標高118メートルの「仙元山」は、三浦半島の山の中でも気軽にハイキングが楽しめる、おすすめスポットです。

深呼吸したくなる木々に囲まれた山道。ハイキングコースは、全長約3km。四季折々の植物を楽しむことができます

葉山教会付近の入り口から、徒歩約20分で山頂まで登ることができる山で、子どもと一緒に登る山としてもピッタリ。
山頂からは森戸海岸や真名瀬、江の島などが一望でき、山頂から町役場付近までは約60分のハイキングコースになっています。

 

【earth7716factory】パン好きのローカルが注目する小麦香るカンパーニュ

ハード系のパンが人気のearth7716factory。写真手前「オリーブ・カンパーニュ」、左上「全粒粉カンパーニュ」、右上「フィグ・カンパーニュ」

美味しいパン屋さんが豊富な葉山エリアには、パン好きなローカルが多く、毎朝パン屋を訪れる人もいるほど。
そんな葉山で話題のパン屋「eath7716factory」は、2023年3月にオープンしたばかりのお店です。

「北海道産はるゆたか」を中心に、厳選した北海道産小麦をパンに合わせてブレンドし、ライ麦から採取した自家製ルヴァンや麹から採取する酒種で、料理やお酒と相性の良い食事パンを提供しています。

素材だけでなく窯にもこだわり「富士山溶岩窯」を採用。溶岩の遠赤外線で高温短時間で焼き上げることで、外側はパリッと、中はしっとりもっちりと焼き上がります

漂流物アーティスト髙梨氏が手がけた店舗は、店内からの借景も美しい素敵な空間です

ストレッチ&フォールドという製法で3時間かけてこねた、素材自慢のパンを提供しています。カンパーニュなどのハード系を中心に、食パンやドイツパンも取り揃え、健康で美味しく、毎日通ってもらえるお店を目指しています」と、店主の太田さんと杉妻さん

特に人気の「カンパーニュ」は、保水性が高く、小麦の旨味と豊かな香りが特徴。自宅でパンをスライスする時にも、部屋に広がる小麦の香りを楽しむことができます。

また、金曜と土曜だけ店頭に並ぶ限定のドーナッツも、おやつやお土産に人気の品。
来店前日に電話で取り置き注文することができるので、来店予定の方は事前に連絡をしておくのがおすすめです。

【Brewstars Yacht Club】昼間から飲める地場産クラフトビール

1階の醸造場で製造したクラフトビールは、2階のレストランでも味わうことができます

134号線沿いに2022年にオープンした「Brewstars Yacht Club」は、1階はブルワリーとテイクアウト専門店、2階はレストランとして営業しています。

6種類のオリジナルビールと2種類のゲストビール、計8種類を取り揃え、中には前述したパン屋「earth7716factory」とのコラボビール「葉山ブレッド」も。
パンを作る際に出てしまうロスをビールの原料としてアップサイクルすることで、ゴミを軽減し、エシカルなつながりを生んでいます。

ドイツのビール文化に魅了されブルワリーを始めた店主の菊池さん

「earth7716factory」とのコラボビール「葉山ブレッド」(Lサイズ)、「チリコンカンホットドッグ」、瓶ビール各種あり、1.9リットルのグラウラーはレンタルの他、購入することもできます

菊池さんは、約30年前からヨットをするために葉山を訪れ、その環境の良さからこの地でブルワリーをオープンしたそう。「葉山はホームパーティをする人も多く、グラウラーでのテイクアウトも人気です。1.9Lのグラウラーはレンタルにも対応しています」と菊池さん。
グラウラーのレンタル(ビール価格+1000円※2023年5月現在)を利用して、自宅に友人を招き、クラフトビールを味わう常連客も多いのだとか(※グラウラーのレンタルは葉山周辺にお住まいの方限定)。

もちろん、カップやビンでのテイクアウト販売もしているので、散歩やハイキング、ランニングの際に立ち寄る人も多いそう。海を見ながら、散歩ついでにクラフトビールが味わえるのも、海のある街に暮らす特権です。

 

 

自然が暮らしに寄り添い、ゆったりと流れる時間と美味しい食べ物、あたたかなコミュニティが魅力の葉山・逗子で暮らしてみませんか?

撮影:上樂博之
取材・文:雨宮ちえみ

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